ずっと見たかった「Mickey17」

かれこれ半年前くらいから見たかったのかな……?

会ってはいけない自分のコピーと出会ってしまう、という設定に心をつかまれて。やっと見に行くことができました。

作品紹介

エドワード・アシュトンのミッキー7を原作に。
トワイライト、ハリーポッターシリーズのロバート・パティンソンが死に役ミッキーを演じる。首謀者にはハルクのマーク・ラファロ。監督はパラサイトのボン・ジュノ

あらすじ

人生失敗だらけの男“ミッキー”が手に入れたのは、何度でも生まれ変われる夢の仕事、のはずが――!? それは身勝手な権力者たちの過酷すぎる業務命令で次々と死んでは生き返る任務、まさに究極の“死にゲー”だった! ブラック企業のどん底で搾取されるミッキーの前にある日、手違いで自分のコピーが同時に現れ、事態は一変。使い捨てワーカー代表ミッキーの、予想を超える逆襲がはじまる!(公式サイトから引用)

感想

宇宙船内のルールは意外とガバガバ?

ずっと監視されてるようでされてない?GPSを埋めこんでるシーンもないのでどこでどんな行動しているかはわからないみたい。ごはんのカロリーオーバーで警告があるはずなのに、途中からナーシャに食事もらってもアラートされないし。交渉はダメだ!と言われてるのに恋愛してるし。あんなに大っぴらにしてたら密告されてもおかしくなさそう。描かれてないけど他の人も自由してたのかな。警備員みたいな人もいないし、、、。無法地帯だったのかなぁ。

しかも政府的には制圧しにもこようとしない。もちろん映画だから描きたいところ以外はガバでもいいのだけど、許されてることが多すぎやしないかい?ふつうクローン技術は目の色かえて制圧しにくるテクノロジーじゃないかな。同じ個体がふえることは昔から問題視してるし。あ、だから同時に2人存在することをは怒ってたのか。そこは倫理観あるんだ。変なひと〜。

宇宙船のなかであたえられた部門はいっぱいあったみたい。

ミッキーは何回も使いすてられる”エクスペンダブル”として宇宙船にのっている。じゃあ他の人は?役柄が紹介されないひとがおおく、ナーシャだけは警察・消防というざっくりした職がある。そのわりにはクスリやったり性交渉してたりと職務放棄してることおおいけど。

なんでミッキーは宇宙船にのりこんだ?

人生で失敗ばかりのミッキー。ヤクザに追われる生活よりも地球外に逃げてしまおうと、マーシャルの計画にのって宇宙船へ。

でも、マカロン事業で失敗って……。ミッキーもティモも顔に事業内容が人にあわなすぎ(笑)
金貸しが宇宙船のりこんできたけどサラッと殺されてたな。あいつら(金貸し)は地球外まで追ってくるぞとは言ってたけど、宇宙ってそんな簡単にのりこんでこれるの?ここら辺の設定がザツなら入れる必要あったのかはギモンかな。

てか、ミッキーさん。ほんとにこの内容で応募すんの?
ていうかこの内容をどこで知ったの?ミッキーはいいやつだけど結構テキトーだから事業失敗したんじゃない(笑)?とおもっちゃった。受付の人もそりゃびっくりするわな。業務内容をはあくしてないのバレバレだもん。

しかもすっごい優遇しますとも書いてない(描かれてない)ので甘い誘いにのったという感じもしないし…。食べ物もろくにたべさせてもらえず、まわりのみんなが「ごはんあげるよ?」っていってくる状況って…。ことあるごとにごはんの話でてくるけど、ミッキーのこと子供かなにかかとおもってる?(笑)ミッキーにはわるいけど、自分は気をつけようとおもった(笑)

任務内容が過激すぎる

こわい任務の連続だ。17になるまでは割とさらっとながされているけど、、、。

ある意味むかしのドイツのような実験の仕方をしていて身の毛がよだつ。放射線をどこまで浴びると皮膚炎になったり、未知の星の感染症にかかったり、船外で実態のわからない生物をつかまえてきたり。まさに、いのちがけの”つかいっぱしり”だ。

なんで17と18は出会っちゃった?


船外調査で17は氷の穴に落ちて死んだとおもわれ、科学者たちは18を製造しはじめた。落ちてうごけなくなったがかろうじて息のあった17のまえに未確認生物が。くわれて死ぬんだとさとったとき、未確認生物たちが地上におくりとどけてくれ一命をとりとめた。命からがら部屋にもどったところであたらしいコピーと鉢合わせることになったのだ。

17と18の記憶は一緒なの?


まえのミッキーの記憶はレンガに記憶されていてコピーする際に脳につなげて前の記憶がわかるようになっている。1~17はまったくおなじ性格だが、18をつくるときに科学者がコードを一瞬さわってしまったことで性格がひとりだけ変わってしまった。おくびょうで繊細な17とちがい18はサイコパスで過激だ。

地球外生命体がきもちわるいよう。

なんで地球外生命体はあんなに気持ち悪くするんだろう……。SFなのであればもう少しかわいくしてほしいな…。でもかわいくしちゃうとダメなのか。今回はそのキモい生命体との関わるシーンを描くためには恐怖をいだかせるものじゃなきゃいけなかったんだな。見た目は無茶きもいけど最後の方はふしぎと愛着がわいてくる。見た目キモいけど、、愛嬌があると可愛く見えてくるんだな。顔の表情がなくてもからだの動きや仕草でかわいらしさって表現できるんだねぇ、勉強になるわぁ。生命体が敵か味方がわからないときは見た目のきもちわるさからむちゃくちゃ敵意あるように見えてしまう。わからないものを怖がるのは当然だし言葉も通じないのは不安だ。だからこちらも戦闘体勢になってしまう。だが、いったんミッキーに敵意がないとわかるとフィルターがかかった様にガラッと見方がかわる。生命体が急にかわいらしくおもえてきちゃう。人間って勝手なんだなあと自分のかんがえの変化をとおして感じた。

死にゲー事業は爆発で終わる。
政治家と女の人がコピーされたけどうまくいかなかったのは?
フリがあった。政治家はなんか咳してた。おそらくウイルスかもともと調子わるかったのか。
爆発させることで2度と再生できないようにして平穏にもどる。

ロバート・パティンソンの演じ分けがおみごと!

後半はほとんど17と18は共存しているからとくにハッキリとした演じわける必要がでてくるが、顔をみればどちらが17で18なのかわかるくらい作りこまれていた。俳優ってすげえって初めて思ったかも……。性格の違うコピーを同じシーンにいれこむとごまかせないので、プレッシャーかかる仕事だったろうな。

17は繊細で臆病、18は暴力的でサイコパス。顔をこけさせたら演じ分けもラクだろうが、あくまでコピーの設定のため17、18は同じ見た目でなくてはいけない。ハリーポッターでの誠実で優しい役柄が真ん中だとしたら、陰と陽の両極端の性格でありロバート・パティンソンにとってもチャレンジだったのではないかな。

政治家マーシャルはいやみっぽいパワハラ上司で、現世でどこかにいそうな人物像だった。

なんでミッキーだけを”使い捨て”に任命したんだ?逃げたらどうするつもりだったの?一点集中で投資してるのが斬新すぎる。1人に対しての費用がバカ高いってことなのかな?でもまだ生きてるミッキーを焼却してたりしたよ……?

「お前は死ぬためにいるんだから!」といったのがリアルだったわ……。とっさに出てしまった思ってもない言葉で相手を傷つけてしまうことはあるけど、マーシャルの場合は本心が出てしまったかんじがすごかった。後々あやまってたけどこんなに中身の伴わない謝罪を平気でできることにゾッとしてしまった。

まとめ

今回の映画を見るまでロバート・パティンソンはクールでかっこよくて優しいイメージ。今回はそのどれでもない、なさけなくてひ弱な17とサイコパスで激昂する18の演技はしびれた。宇宙船内でのルールのゆるさに目をつぶれば全体を通して、設定のおもしろさとミッキーの演じわけに圧倒された。期待して見に行ってよかった。

コメント