ボトックスは注射器で皮膚内に打ち込むと、筋肉の収縮をおさえて皮膚の老化を防いでくれます。シワができにくくなったり、脂汗がでにくくなったりすることでお肌のトラブルを解消してくれるんです。
検索してみると、ボトックスやスキンボトックスといった言葉が見受けられるとおもいます。使う製剤に違いはないのですが、ボトックスとスキンボトックスは目的と効果がちがうんです
なにがちがうの〜?なんて、読んでる皆さんのあたまのうえに『?』が見えますね。

違いをお教えしましょう!
今回の記事を読めば、ボトックスとスキンボトックスの違いはばっちりです!
スキンボトックスとボトックスは何がちがう?
注入する層
ボトックスは同じ製剤をつかうのに、なんで効果がちがうの??
→ずばり、注入する層がちがうんです!

ボトックスは筋肉にきかなければなりません。筋肉層は皮膚と脂肪の下に存在します。
そこまで薬剤をとどかせなければ、効果がえられません。
スキンボトックスがターゲットにするのは汗腺ですよね?汗腺は、こんな浅いとこにいるんです。
注射の際はほぼ針先みえるくらい浅く刺入します。
目的と効果
目的の違い
ボトックス:シワやコリを改善する
スキンボトックス:汗をとめる、肌のハリ・ツヤアップさせる
効果の違い
ボトックス:筋肉の収縮をとめる
スキンボトックス:汗腺をとめる、毛穴をしめる
ボトックスとは?
ボトックスの説明
ボトックス注射はボツリヌストキシンという毒素を筋肉内に打ちこむ施術です。

毒素といっても、体に害がでない量なので安心してね。
神経終末のアセチルコリン放出を抑えるので筋肉の収縮がゆるみ、シワや筋肉のコリを改善する治療に使われます。
効果
表情をつくる顔の筋肉に打ちこむことで、シワの予防ができます。
打てる部位
おでこ・眉間・目尻・鼻根・鼻背・目の下・顎・首は筋肉が収縮すると皮膚がよれてシワができます。ボトックス注射でシワをできにくくするとともに、刻みジワを予防します。
小鼻、人中、口角、フェイスラインにも注入できコンプレックス部分の解消ができます。さらに肩・ふくらはぎなど筋肉の盛りあがりが気になる部分に打つことでスッキリみせることが可能です。
スキンボトックスとは?
効果
皮膚の浅い部分(表皮)にボトックスを注入し、汗腺周囲の平滑筋を抑えることで汗を出にくくし皮膚のハリをだします。
引き締め効果で肌のたるみを自然にひきあげ小顔効果をうみます。脂腺が多い方は毛穴がつまりやすく菌が繁殖してニキビの原因となりやすいです。ボトックスで汗腺を抑制するとにニキビができにくくなり肌質改善します。
打てる部位
眉間、頬、鼻は脂腺が多くニキビができやすい部分です。スキンボトックスで汗を抑制しニキビ肌を改善します。
おでこ、頬、フェイスラインに注射すると肌ツヤ・ハリがUP!汗腺が萎縮することで化粧崩れもしにくくなります。
まとめ
今回はスキンボトックスとボトックスの違いについて解説しました。
注入部位・効果が異なるため、目的によってスキンボトックスとボトックスを使いわけましょう。